汗をかき必死で稼いだお金が気づいたらなくなっていた話。
休職してから個人の財務状況は火の車、まさに赤字経営が続いている。どうもまえだです。
昨日、TFNのドキュメントが届いていないか確認しに行ったとき一つの朗報が来たのである。
ホステル受付「仕事の連絡あるけどする?」
まえだ「本当に!?やるやる!」
オーストラリアに来て10日目でニート(前田)仕事をする。
話に聞くところによると、temporary job(日雇い)でガーデニングの依頼とのこと。
一時間時給$16で4時間くらいを予定しているとのこと。
もともと本日の予定は特に決めてなかったので、仕事があるならと即答です。
何事も経験することが大切。
しかもガーデニングでしょう?ちょろいぜ!
こんな感じか草むしりみたいなの想像していた。
午前七時にトニーさん(依頼主)が我々をホステルの前からピックアップ。
受け付けの人から仕事をもらってトニーさんに直接電話して確認してと言われ、電話で話したとき「英語は喋れるか?」など電話越しでいくつか聞かれたが、何とか答えることが出来仕事をする運びとなる。英語喋れなかったらつんでましたね。でも電話越しの会話は聞き取りづらいし相手の表情やボディラングエッジも使えないので苦手である。
当日は、6時に起床し10分前に前で待ち構えていると、トニーもどうやら同じトニーさんの所に行くとのことだった。
ややこしいかもしれないが、トニーさん(75歳の家のガーデニングを頼んできた依頼主)でトニー(19歳のドイツ人。2日前にバスケをしたので顔なじみ)である。つまり、トニーさん、まえだ、トニーとダブルトニーwithまえだというガーデニングチームが編成されたということだ。
ガーデニング内容
トニーさんの家はホステルから車で10分程度離れたところにあり、到着するとトニーはトニーさんから家の反対側の茂みの草が生えすぎてコーナーが見えないから見えるよう取り除くことと私は家周辺の雑草を取り除き捨てる仕事を承る。
トニーさんの依頼に忠実に動く。実に単純作業である。トニーさんの英語の支持さえ理解できればなんら問題はない。
フン、舐めやがって!俺を誰だと思っていやがる!?
スーパー社畜だ!!!
支持された通りの仕事をただ黙々とやるなど造作もない。
社会の歯車として日本で社畜をしてきた俺の得意分野じゃないか!
と言うことで、一心不乱に雑草を抜き続ける。そしてリヤカーに草が溜まったらそれを別の場所に捨てていく。そのパーフェクトルーティンを一時も乱さないよう無心に続ける。途中トニーの方を目を向けたら座って小休憩を取るトニー。
それにも気を留めず、ひたすら自分のタスクをこなし続けるまえだ。
*ちなみにトニーは、勤勉に働いていてました。この時の仕事はトニーの方がきつかったので休憩を入れていたのもうなづける。
そして、1時間半くらい経ったころ、トニーさんがコーヒーブレイクを入れてくれました。トニーさんは元々は船で働いてたなど他愛もない雑談をしている時にふとトニーさんが言いました。
トニー「お前汗かいていないな?それなら給料は半分だ」
あまり自慢することではないが、私は結構な汗っかきである。
この時は幸か不幸か白系の吸水性のあるシャツを着ていて汗が目立たなかったこととタオルを持参していて汗を拭いていたので飄々としているように見えたのかもしれない。
ちなみに、トニーは灰色のシャツで汗も目立ち、汗だくなのは一目瞭然。
トニー「じゃ、俺はすごく汗をかいているから2倍だな!」
まえだ「!!!」
さらっとこう言うことを言えるとはトニー侮りがたし。
そして、後半戦は庭の邪魔になった木をカットし、その切った木を森林の下の方まで捨てて運ぶを繰り返すのがメインになる。
結構な量の気を運んだのと、この上り下りが相当体力を削るのと気を運んでシャツは物凄く汚れたので今度は汗をかいているのは一目瞭然である。
トニーさんも「今度は汗をかいているな」と言ってくれ、手を抜いている疑惑を晴らすことが出来た。実際に手は全く抜いていないと思いたい。
そんなこんなで、4時間半ガーデニングをし一人$70貰えることが出来た。
ガーデニングというお洒落な名前に騙されないでほしい。オーストラリアのガーデニングは結構な肉体労働であるのだから。明日は確実に筋肉痛だろう。
また、その稼いだお金は、今日のクリーニング代($5)と身分証明になるカードを発行($62)したので、$3貯金出来るね☆
このお金がオーストラリアで稼いだ最初で最後のお金にならないことを祈ろう。
しばらく、赤字経営は継続しそうで毎日お金が減っていく不安と戦うことになりそうである。(嘘)
See you next post...