不器用な男それがまえだ。だが学習する男それもまえだ。
自分不器用ですから・・・。どうもまえだです。
私はオーストラリアに来る前までは何でも無難に卒なくこなせるタイプだと自身の事を過大評価しすぎていたふしがある。
そんな驕りはオーストラリアに来てから打ち砕かれたんですけどね。
ブリスベンで建築仕事してた時は、パワーハンマーを最初は上手く使えず使いこなすまでに数日要したりととにかく不器用だなと痛感させる場面が多々あった。
残念ながら私は人が一日で出来ることを数日かけて出来るようになる。持ち前の負けず嫌いで時間を費やす人並みになる。人生思い返すとほとんどがそうであった。
そう私はドがつくほどの不器用なのである。
そして、1つのことをするのに同時に別のいくつかの動きを求められると頭が追いつかなくなる。
免許を取る時のクラッチとアクセルなどを使ったマニュアル運転や、アメリカ滞在時の両手を小刻みに使い音を奏でるジャンベの演奏しかり、とにかく柔軟に行動して対処することが不得意なのである。
しかし、いつの間にかそういった苦い経験が頭の中で都合よく改竄され、「何でも卒なくこなす器用な男まえだ!」と昇華されていた。
だが、オーストラリアでがむしゃらに生きて行く中で改めて自分というものに向き合うことが出来たと思う。
そんな私は今チアファームで働いている。
働いた当初私は仕事をする上で大きな壁にぶち当たった。
私のファームの仕事のメインの1つに、水路の水とチアフィールドを黒パイプ(サイフォン)で繋げることがある。
この仕事は、初日から同僚のイギリス人のマックスに教えて貰ったのが全く出来なかった。
水路を繋げるために、サイフォンを水路に押し出しながら空気を入れ、引く時にパイプを手で塞ぎ吸引力を利用して水の流れをつくるのだがこの動作が非常に難解であった。
同時期に仕事を始めたイギリス人のニコラスも初日は苦戦しているようだった。
マックスは、「俺も仕事を始めた最初の週は出来なかったから時期にできるようになるさ!」と励ましてくれた。
そして2日目、3日目を迎える事になるのだがニコラスはどんどん上達していく中、私は相変わらず全く出来なかった。
自分の不器用さに絶望しながら、このまま成長しなければ確実に首になると言う焦りがあった。
色々試してみたが、一向に上達しなかった。
4日経過するころにはニコラスは普通に仕事が出来るようになっていたが、私はその半分に満たない仕事量しか出来ていなかった。
ようやく1週間が過ぎる頃にコツを掴み始めどうにかこうにか出来るようになった。
不器用でもへこたれず続けることで今回は難を逃れることが出来た。
器用になりたい。
負けるなまえだ!\(^o^)/
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