【The Rock tour前編】世界の中心で、愛をさけぶ相手はいないけど、ウルルへ行く。
今回の記事では私がその中心で愛を叫ぶ相手もいない寂しい独り身の私がウルルへと馳せ参じた備忘録である。
ツアー初日。
バッパー前で迎えのバスを待つ。早朝5時25分。これが予約会社から指定されていた集合時間であった。
久しぶりに早起きするのもファームジョブ以来だ。
私の他にも何人か同じバッパーから参加するらしく軽く話しながらバスを待った。
そしてバスは集合時間から15分近く遅れて何事もなかったのように我々を乗せた。オーストラリアタイムと言ったところであろう。
このバスがこれから2泊3日を供にするトラベルバディといったところであろう。
その後、他の参加者のいる宿舎に立ち寄り、ツアー会社のオフィスへと一度向かった。
今回のツアー参加者は私を含め11人であり、国はドイツ4人、アメリカ2人、オーストラリア1人、台湾2人、香港1人と多国籍な参加者陣であった。
そしてウルルへと出発前にオフィスに立ち寄るのだが、この時ツアーガイドのチョップが日に3リットルの水は必要だと力説した。
事前に3リットルの水を用意していたが、2つの水を別けて分配する采配を何故かしていた。
片方の水は荷物置きようの荷台に積んでしまったので簡単に取り出せない。
不味いと焦りながらオフィスでも水を買えるとのことで購入することにした。
1.5リットルの水は4ドルであった。
4ドル!?
普通にコールズなどで買えば1ドル以下で買えるのが4倍近く釣り上げたぼったくりも甚だしい由々しき自体であった。
しかし、背に腹は買えられないと購入した。
足元を見られたら蹂躙されるのがビジネスなのかもしれない。
皆さんは同じミスをしないようちゃんと3リットルの水を一つのバックに用意しておくことだ。
出鼻をくじかれた感はあるが、こうしてウルルツアーは出発した。
初日はキングスキャニオンのハイキングを行った。
3時間半のハイキングであったが、道中のキングスキャニオンから見れる壮大な景色には心が踊った。
しかし、撮影した写真を見てみるとキングスキャニオンの魅力を撮り切れていなかったこが非常に悔やまれる。やはり、これは現地に赴いた者のみが壮大感を味わえる特権ではないだろうか。
こちらのLakeというか水溜りは、香港の参加者が応募したツアーエージャンシー曰く、ビューティフルレイクと紹介されていたらしい。
流石にそこまで言うほど綺麗ではない。嘘も甚だしい。
そして、3時間半のハイキングで汗だくではあったがこの日のシャワータイムはなしだった。
そのため、一日熟成された仄かな香りを漂わせながらキャンプファイヤーを囲う形でスリーピングバッグに入り野宿をした。その姿はまるで芋虫のようである。
2日目はKata Tjutaの観光である。
ちなみに、Kata Tjuta に着く前にシャワータイムがあったので熟成された香りはリセットされている。
Kata Tjuta にあるビューイングスポットは圧巻であり思わずわっと声をもらした。
このビューイングスポットから見える山近くを後にハイキングした。
以下の写真はツアー中に出来た台湾人と香港人の新しい友達である。
彼女達のおかげで孤独なツアーではなく楽しいツアーになったと言っても過言ではない。
そして2日目の夕方はお待ちかねのウルルサンセットタイムである。
私がウルルツアーに参加した一番の目的はウルルの素敵な写真を撮りたいただその一心であった。
しかし、無情にも午後4時頃には天気は悪くなって来ており昼間の快晴が嘘のようであった。
おや?雨もポツポツ降り出してきた。
素敵なウルルのサンセットを撮りたいという野望が陰りを見せてきた瞬間でもある。
素敵なウルルの写真をおさめることは出来るのか!?
後半へ続く。
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